前回までは、金融機関の担当者へとつながる
「紹介」のテクニックについて、
「自作自演紹介」タイプと「不動産屋さんからの紹介」タイプの
２つのタイプをお話させていただきました。
でも、やっぱり「必殺」タイプのお話もしておきます。
この人から紹介された人物を
無下に扱う事など銀行担当者はできないのです。
ズバリ言っちゃいますと、
「税理士」になります。
他にも色んな「士」業の方がいますが、
銀行に最も影響力があるのは税理士になります。
特に、地銀や信金クラスは
地元の中小零細企業を相手にする機会が多いです。
融資ができる状態かどうかの
最も重要な証拠資料を作っているのが税理士です。
そう、その証拠資料とは決算書になります。
良くも悪くも税理士の采配で決算書は作られてしまいます。
また、銀行の窓口としても税理士は動いています。
上半期下半期の状況や試算表の提出等は
小さな会社等は専属の経理もいませんし、
社長は現場に出てそんな数字よりも
今、目の前にある仕事が忙しいのが実情です。
なので、銀行はその会社の担当の税理士に
直接聞いたり書類の提出を求めたりします。
社長もよくわかっていない社内内部の数字をやり取りして、
そこまで銀行と税理士は仲良くなるのです。
また、銀行の営業の窓口も税理士です。
１つの税理士事務所につき数十～百程もの
中小零細企業を受け持っています。
その中から、いくつか業績の良い会社をピックアップしてもらって
融資を勧めてもらいます。
税理士は銀行のいわゆるターゲットホルダーなわけです。
ですので、逆に、せっかく税理士より紹介してくれたお客様を
銀行は、無下に扱うわけにはいかないのです。
今回だけじゃなく、次も次も今後も
多くの方の融資斡旋をして欲しいのです。
ここで僕の実例ですが、
税理士の紹介で行った地方銀行にて
３億近い借り換え&新設法人融資が決まったことは
前回お話した通りですが、
もう１つ融資承認をもらったこともありました。
結局、物件が流れて購入に至らなかったのですが、
１人で飛び込んだときはなかなか話が進まなかったんですが、
税理士からアポイントを取ってもらって行ってみたら、
特にこれといった面談と言うか説明のプレゼンする場もなく、
融資セットの資料だけ、
しかも夜だったんで銀行の外で受け渡ししただけです。
担当者もそこで立ち話しただけで、
後はちょっとしたやり取りを電話でした程度。
これだけで、１ヶ月かからずにオッケーですだって！
しかも、流れちゃってからも大分待ってくれたんですよね～。
いやーもったいなかったなー。
でも、これが効力です！
で、税理士をどうやって探すか？
って話ですが、
あなたの周りに本当にいないですか？
税理士を使ってる法人でも個人でも。
個人で何かやってる人でしたら、
必ず、確定申告しなきなゃいけないので
もしかしたら税理士事務所に出入りしてる人を知ってるかもしれません。
そのような人がいたら税理士または税理士事務所の職員でも良いので
紹介してもらいましょう。
そしてもうすぐにでも不動産を購入するので
詳しく税務の話をしたいってことで、会って下さい。
あくまでも目的は金融機関の紹介ですが。
色んな士業の方たちがいますが、
基本的には税理士です。
◆今日の公式◆
金融機関との接点を持つテクニック
その３
「税理士」
銀行は、税理士から紹介された
融資あっせんの紹介者の話は
絶対に真面目に聞いてくれます。
税理士は最強の紹介者です。
また、税理士以外でも、
銀行と接点が多いのは登記処理する司法書士や
火災保険を扱う保険代理店等あります。
こういった方々と接点を持っていそうな人に
予め声だけかけといてください。
もうすぐ不動産を購入するので詳しく話をしたいって。
あくまでも目的は金融機関の紹介ですが。
