前回までは、都市銀行と地方銀行を見てきました。
では、その他にどんな金融機関があるのか?
今日は、「銀行」ではない「信用金庫」についてです。
金融機関の構成は、都市銀行は低リスクで低金利であり、
規模が小さくなるほどリスクを大きく取って金利も高くなります。
なので、属性と物件の評価の良い状態であれば
銀行にとって低リスクとなり、金利も低めに設定できる。
しかし、評価の悪い状態での融資は銀行にとって大きなリスク
となるため、その分金利も大きくなります。
都市銀行・・・高評価・低金利
地方銀行・・・低評価・高金利
信用金庫・・・もっと低評価・もっと高金利
ノンバンク・・・もっともっと低評価・もっともっと高金利
政策金融公庫・・・もっともっと低評価・貸出制限あり
こんなイメージですね。
信用金庫とは、「会員制度」による協同組織の地域金融機関です。
一定地域内の中小企業者や地域住民を会員としており、
融資対象は会員の方を原則としています。
一方、預金は会員以外の方でもご利用いただけます。
なので、信用金庫から融資を受けるには会員になる必要があります。
1口10万円程度の会費を1回だけ払うと会員になれて、
毎年1回運営利益の配当がなされます。
僕の場合、大体3,000円~5,000円程度の配当が毎年あります。
10万円預けて5,000円の利息が付くようなものですが、
コレって、結構凄いですよね?
単利ですが年利5%な感じです。
1億円預けると年間500万円貰える計算ですが、
いくらでも預ける訳にはいかないそうです。
エリア規制も地銀よりも更に小さな地域に限定されていきます。
あまり遠方には支店が無いんですね。
例えば、北海道の北海道銀行や北洋銀行は東京に支店がありしますが、
札幌信用金庫はさすがに東京には支店はないです。
地方銀行はどちらかと言うと県単位でしたが、
信用金庫はもう少し狭い独自の範囲で運営しています。
例えば、西武信用金庫は、西武線沿線上がエリアです。
所沢から新宿または所沢から池袋の西武線が通る範囲の市区町村に
支店が多数に存在しています。
(でも、なぜか相模原市に支店が2つできたりしていますが。)
例えば、湘南信用金庫は、神奈川県のから東京都の
海沿いをテリトリーとしています。
伊豆箱根付近から品川に至るまで東海道線の沿線上と同じ様に
伊豆、横須賀、平塚、藤沢、横浜、川崎、大田区、品川区な感じに広がっています。
では、有名な信用金庫の具体的な内容です。
<西武信用金庫>
テリトリーであれば、不動産投資には欠かせない金融機関です。
属性(年収)がそんなに高くなくても挑戦できます。
500万円前後あれば大丈夫だと思いますし、
300万円以上あれば融資の打診に話に伺ってみても良いと思います。
期間は25年がマックス。
金利は2%後半台。
僕の場合、約1億円を2.9%の24年融資くらいで
人生で初めて融資引いてもらいました。
赤字決算続けてて、黒字決算にして1年目か2年目くらいのときです。
支店や担当者次第かなと思います。
築古木造アパートも融資引いたって話はよく聞きます。
ちなみに、西武鉄道や西武グループとは全く関係ないです。。。
<湘南信用金庫>
これも超有名な信用金庫。
属性が悪くたって、
物件が悪くたって、バンバン行きますってイメージです。
年収300万円もあれば審査してくれます。
しかも、築古木造ボロ物件でもアタック可能です。
融資に積極的でどんどん営業エリアを拡大している感じがあります。
<第一勧業信用組合>
信用組合です。
信用金庫と同じ様な仕組みですが、
組合員でないと預金すら出来ないところが信金との違いです。
ここも、僕が面談に行って結構積極的なので紹介しておきます。
期間25年までOKで、金利2.5%前後。
テリトリーは山手線周辺(23区内)です。
上限が1億円までと東京近郊が原則です。
目白支店の担当者とお会いさせてもらったのですが、
いわゆる、誰でも良さそうだなって思える場所が良いんですね。
駅近くの物件や、繁華街付近だとか。
東京23区を中心とした1時間程度が限界だそうです。
まずは、自分の住所地の金融機関を調べて詳細を分析しておきましょう。
確認しに行く時には、必ず、物件情報を持って行きましょう。
更に、自分の属性資料(サラリーマンであれば給与明細書)も。
これら資料を持ち込んで、融資の可能性を聞き出しておきましょう。
◆今日の公式◆
信用金庫(組合)は、低属性でも、低評価物件でも可能性アリ!
一つの支店で断られても諦めないで他の支店も回る!
あなたが常識的な人であれば、
全支店回ればどっかでは融資してくれると思いますよ・・・マジで。。。
はじめましたので、どうぞよろしくお願いします。
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