前回までは、銀行から融資を受ける際の
交渉テクニックについてお話ししていました。
少しでも良い条件で借り入れをしたいものです。
では、お金を借りる際の要望とは何か?
何度もお話ししている通りです。
出来るだけたくさんのお金を、
出来るだけ長い期間、
出来るだけ低い金利で借り入れること。
1、「多くのお金」を借りる事。
2、「長い期間」で借りる事。
3、「低い利率」で借りる事。
1、については、融資申込額を売価以上に釣り上げる。
1、諸経費
2、NP(修繕費用)
3、PP(設備投資費用)
2、と3、については、相対性理論の関係にあること。
融資OKの後に、チョロッと交渉してみる
でもね、
なかなかうまく話ができないものですね。
特に、初心者のうちは。
初めての借入の時なんて、ほとんど銀行の言いなり。
僕も何も交渉の余地無でしたから。。。
もしくは、不利な条件で融資をしてしまった!
なんてことも最初の頃は良くあります。
例えば、特に初心者に良くある例としては、
金利が4.5%しか受け付けてくれるところが無かったとか。。。
もしくは、8%だった(最近はこんな商品も出してます)。。。
なんてのも。
借入期間が15年でしかなく、
短すぎて毎月の支払いがきつかったとか、
返済期間があと10年を切ってきて、
利息がほとんどなくなってきたので
税金が多くなってしまいデッドクロスに陥りそう。。。
なんてのも。
大きな修繕をしようとしたが、借りれなかったので現金出した。
なんてのも。
太陽光設備を設置したが、現金で設置してしまった。
借りれるもんなら借りときゃ良かった。。。
なんてのも。
もっとバッコシ有利な金利、有利な期間、多くのお金を
借入したいんだよね、俺は!!
今日は、こんな方に最適の交渉テクニックをお話しします。
大丈夫です。
僕がすでに経験済みですので、誰でもいけるはずです。
これが、最強の銀行攻略テクニックになります。
好条件を引き出す「神ワザ」です。
【注意】
効き過ぎて、少し危険なのであまり多く使わない様にして下さい。
理由は後述します。
◆今日の公式◆
融資で好条件を引き出す絶対的方程式
「借り換え」
しかも、「3月の借り換え」
銀行の融資審査は、実は、2つのタイプがあります。
まずは、通常通りの新規に貸し出すタイプと
既に他行で借りて家賃収入を実践中の大家さんに
条件面を今の金融機関より好条件にして、
新規に貸し出しすタイプがあります。
この後者の方を「借り換え」と呼びます。
「借り換え」のお金を貸すの銀行は
全くの新規物件を持ち込んでの通常の融資よりも
圧倒的に融資しやすいのです。
理由は、
1、既に該当物件を運営している大家さんとしての実績があるので
その人に対しての属性評価以外の信用がある。
2、その物件も当人により既に回っていることが実証されているので
物件に対しての見えないリスクも軽減される。
融資対象人物に対しての属性評価や
融資対象物件に対しての積算性評価や収益性評価以外の
「実際のところどうなのよ!」って部分が
申告書等からも把握できるので安心感が違います。
銀行としては、安心感を伴った融資でリスクが軽減される為に
その分、借主にとって有利となる融資条件が提示できるのです。
借主側だって、今の借り入れよりの好条件じゃなきゃ
わざわざ銀行替える必要なんてないですからね。
逆に、「借り換え」されちゃう銀行はどか?
借入の額が多ければ多い程、相当ストレスになります。
特に、短期での借り換えは、メチャクチャ嫌がります!
5年以内に繰り越し返済した場合は、
「残債の〇%」の違約金を取りますなんてペナルティまで課す銀行もあります。
某ス〇ガ銀行なんかも2~3%の違約金があります。
・・・・・2~3% です。
1億円の残債があれば、300万円の違約金です。
携帯電話の短期解約ペナルティの比じゃないです・・・・・・。
ペナルティで新車が買えちゃいます。
中古の戸建も買えるかも。
それくらいにしてでも、防止したいんです。
別に、「借り換え」じゃなくても、
短期の一括返済を防止したいのです。
どうしても!!
理由は、こんな感じ。
例えば、1億円を利息4.5%で30年間借りるとすると
総返済額は、約倍近い1億8,240万円程度になりますが、
これを2年間とかで一括返済してしまうと、
1億475万円程度になってしまいます。
1年だと245万しか利益になりません。
ちなみにペネルティが外れる5年だと
1億1,185万円程度なので、1千万円以上も儲かるので
まぁ、良しとするかってとこでしょうか。
「銀行は、借入期間が短いと儲からない。」
「借主は、借入期間が短いと月額返済が多くなる。」
でも
「借主は、一度借りた銀行だけでなく、
その他たくさんの銀行から借りれる。」
この銀行に対しての交渉事が全て好条件になる
スーパー必殺技のいわゆる「借り換え」ですが、
その具体的な効果の実例をお話しておきます。
この記事は不動産投資について書いておりますので、
不動産投資の実例をお伝えしますが、
不動産投資だけじゃなくてご自身の事業にも使えますので
そう言った意味でも参考にして下さい。
一つ目は、僕の不動産投資の実例と、
二つ目は、僕の小学校からの同級生の税理士が
親から引き継いだ1棟マンションの実例についてお話します。
では、次回をお楽しみに!