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金融機関攻略編(全37回)

【億借りる】地方銀行

投稿日:2015年8月11日 更新日:

 

 

 

前回は、都市銀行4行についてお話しましたが、

本当に、初めの頃は厳しいと思います。

今日は個人レベルでももう少し融資を受けやすい

地方銀行についてお話していきます。

 

銀行の規模的に都市銀行には及ばないものの

逆に、小規模のためその場その場での案件毎に対応が可能で

個人レベルでも積極的に融資相談に応じてくれます。

 

地方銀行には、第1地方銀行と第2地方銀行とに区別されますが、

今では業務内容に大差はないので合わせて地方銀行と呼びます。

 

都市銀行に比べて、個人レベルでも比較的融資を

引き出し安いのがメリットですが、

特定地域の「エリア」に縛られるというのが最大の特徴です。

融資の可否判断の大原則が場所に左右されてしまいます。

 

「物件所在地と

購入者の現住所または職場住所の両者が、

銀行の支店のあるエリアに無くては融資できない」

 

これが、地銀や信金を使う際の大原則になります。

なので、属性や物件の融資判断をする前に、

まず、場所により判定されてしまいます。

誰でも日本全国の不動産投資が出来るわけではないんです。

 

例えば、神奈川県内にしか支店がない銀行で融資をする場合

物件も購入者自身もどちらも神奈川県内に所在していなければ

融資の審査すらしてくれません。

 

更に、神奈川県内の全ての市に支店があるとは限りません。

僕の相模原の初号機物件ですが、

融資を受けた担当者よりこんなことを言われました。

「当行は相模原市には支店が出来たんで融資可能なんですが、

横浜市には支店がないので融資できないんですよ。」って。

 

横浜市って今や名古屋市や大阪市を抜いて

日本の市の中で最も多い人口を有する市になっているんですよ。

しかも、2位の大阪市と100万人以上の差をつけって圧倒的に1位。

 

1位 横浜市 370万人

2位 大阪市 260万人

3位 名古屋市 220万人

4位 札幌市 190万人

8位 川崎市 140万人

18位 相模原市 70万人

 

同じ神奈川県で隣接している市で、

相模原市70万人に比べて横浜市は300万人も多いんです。

でもね、支店が無いので融資不可なんだそうです。

 

不思議ですね。

 

ちなみに、この金融機関の新宿支店で融資を受けられたんですが

僕の住所地は東京都港区だったんで、

当初は不可能と断られたんですが、職場が新宿にあったので

ギリギリセーフとなって融資の土台に乗ったんです。

なので、支店管轄は最低でも市区町村の行政単位になります。

 

また、神奈川県内を中心テリトリーとしていても、

支店が東京都千代田区にあったりするケースも多々有ります。

この場合は、神奈川県と東京都の全域が可能かというと違います。

神奈川県と東京都の千代田区だけです。

(もしくは東京都の千代田区隣接区だけです。)

 

 

例えば、神奈川県相模原市で購入したい物件があった場合、

相模原市内に支店のある金融機関でしか融資できません。

更に、その相模原市内に支店のある金融機関の中でも

僕の住所地に支店のある金融機関でないと融資できません。

 

例えば、八王子に住んでいる人が北海道の札幌市の物件を購入しようとした場合、

都市銀行以外ではスルガ銀行しかエリア規定で融資できません。

この様に、使える金融機関もエリア規定の問題で絞られてきます。

 

では、八王子に住んでいる人が北海道の留萌市に物件を購入しようとした場合、

都市銀行以外にエリア規制で融資をしてくれる銀行はないので、

もう、その場所の不動産情報は見る必要がないのです。

この様な形で絞り込んじゃいましょう。

 

 

でもね、上記の例において、

住所は八王子市でも、職場が千代田区に努めている場合は、

北海道の銀行が使える可能性が出てきます。

 

なぜなら、北海道の銀行でも東京支店を1つ置くケースが多いです。

例えば、北洋銀行は東京都千代田区丸の内に、

北海道銀行等は東京都中央区日本橋に支店がありますので

職場がこの付近にあればエリア規制からは外れます。

 

地方銀行の特徴としては、地元の近隣地域と

東京、大阪、名古屋、福岡、仙台などの大都市圏にも

支店を1つくらいは置いておくのが一般的なので

大都市圏において住所地や職場がある人にとっては

物件探しの範囲が広がります。

 

 

 

◆今日の公式◆

地方銀行や信用金庫は、地域の場所に縛られる。

「物件所在地と

購入者の現住所または職場住所の両者が、

銀行の支店のあるエリアに無くては融資できない」

 

地方銀行や信用金庫を使う場合、

①あなたの住所地や職場の市区町村に支店がある金融機関を探す。

②その金融機関の全国の支店を探す。

=その支店のある市区町村が購入物件の範囲です。

 

 

予め、あなたが使える金融機関をチェックしておけば、

その金融機関が対応できる地域まで絞れますので

これからは、物件の資料を見て

あなたの使える金融機関が対応できる市区町村かどうかを選別して下さい。

どうせ、他の地域ではどんなに良い物件が出ても買えませんから。

 

 

 

では、次回は、具体的に地方銀行をチェックです。

お楽しみに!

 

 

はじめましたので、どうぞよろしくお願いします。

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