今日は、非常に些細な事なんですが、
結構、重要な事なので、少しお話しておきます。
良く、こんな質問されますし、
僕も昔同じ様な事を誰かに聞いていました。。。
とくに、とっても熱い猛暑の夏場なんかに良く聞かれます。
「銀行に行くときの恰好はどんな感じがいいですかね?」
「何を聞かれますか?」
「どんな感じで話をすれば良いんでしょうか?」
「どんな態度でいたら良いんでしょうか?」
答え
「あなただったらどんな人ならお金貸しますか?」
「あなたがお金貸しても大丈夫そうだろう
と思う様に振る舞って下さい。」
どんだけ凄い資産家でも
どんだけえらい社長さんでも
どんだけ高収入高学歴身長も高くイケメンで
上場企業勤めのエリートサラリーマンでも
はたまた貧乏人でもみんな一緒です。
初めて行く銀行初めて会う担当者は
あなたがどんだけ凄いかなんてわかりません。
まず、パッと見が第1印象でしょう。
そこで、短パン・Tシャツ・グラサンで来て
「2オク貸してくんね?」
とか言われたら、もしも、あなただったらどう思いますか?
基本的に、あなた自身があなた自身の財布から
お金を貸すとしたらどんな人に貸しますか?
また、どんな人ならいくらくらい貸しますか?
しかも、百円、千円の金じゃないんです。
千万、億万の話しなんです。
「あなたならその人にお金を貸すか?」
しかも、億万単位です。
まず、見てくれの恰好。
僕だったら、
どんなに暑い夏場であったとしても、
特に、初めて会うのなら、
スーツにネクタイです。
できれば、長袖のワイシャツの方が良いかも知れません。
そして、細かいかもしれませんが、
汗だくでハァハァ言いながら、
頭から汗がしたたり落ちて、袖で拭きながら、
しかも脇には汗シミがあって、
もしかしたら、少し汗臭かったりするならば、
約束の時間よりも前に来ておいて、
近くにある喫茶店または
エアコンの効いたビルの中のトイレでも構いませんので、
汗が引いて落ち着くまで待機してから会うくらいの
気持ちでいて下さい。
あまり、プレッシャーを与えるつもりもないんですが、
こういった質問が頭をよぎるということは
お金を人様からお借りすると言う事が
呑み込めていないんだと思います。
ハッキリ言って、銀行は金貸しです。
お客さんにお金を融資して、大きく育てて
金利を取って儲けて行く業界ですが、
それを当然のごとく思ってはいけません。
融資担当者だってあなたと同じ人間です。
会った瞬間にイヤだなと思うマイナス印象を与えるより
この人は真面目そうできちんとした社会人
の様に見えるからこそ
積極的にお話を聞いて具体的に中身を見て行こうと
思ってもらえるのです。
ただし、卑屈になってペコペコする必要は全く無いです。
腰が低くて丁寧だなと思われる以上にやり過ぎると、
何だか、切羽詰ってる様に見えちゃうし、
億の金を動かして事業やっていけるのか?って
疑問に思われちゃいます。
いいですか、
「あなただったらこんな人にお金貸しますか?」
おどおどしながら、窓口に入って来たかと思うと、
担当者が登場したと思ったらいきなり土下座して
「借りた金は絶対返すから、
何が何でも2オクすぐ貸して欲しい!」
両手を合わされて神様仏様担当者様って言われても。。。
土下座も、グラサンも極端な例ですが、
「あなただったらその人にお金を貸しますか?」
を常に自分自身に問うてみて下さい。
では、もう一度言いますね。
「あなたはどんな人にお金を貸しますか?」
しかも、かなりの大金です。
じゃ、見てくれが真面目そうな恰好をして
デキスギ君みたいな態度を演じれば貸してくれるのか?
って、質問したら、あなたは何て答えますか?
僕だったら、デキスギ君が来たら、
積極的に話を聞こうとは思うけど、
初めて会った人に話しだけじゃ「信用」できないよな~~~
初めて会うんですよ。そもそも。
初めて会ったばかりで、うまいこと言う人に、
あなたはお金を貸しますか?
「NO」ですよね!
じゃ、どうしたらあなたはお金をその人に貸すでしょうか?
そのうまいこと言ってる「話」自体が信用できるかどうか?
そのうまいこと言ってる「人」自体が信用できるかどうか?
この「信用」が生まれれば
お金を貸しても良いかも知れません。
では、「信用」はどうやれば生まれるのか?
親兄弟親友縁者なら長い付き合いもあるし
「信用」って生まれてくるのかも知れませんが、
全くのアカの他人です。
どこの馬の骨ともわからないヤカラがいきなり来たかと思ったら
お金貸せって、、、
、、、しかも2オクとか言ってっし。。。
銀行は、広く世間一般の多くの人たちにお金を貸すために
「信用」を公的に証明することにしています。
「信用」を証明すれば良いのです。
じゃ、どうやって証明するのか?
「あなたはどんな人にはお金を貸して、
どんな人にはお金をかしませんか?」
ちゃんと約束通りお金を返せるのかどうか
じゃないでしょうか?
お金を返せる人にお金を貸します。
お金を返せるんだということを
なるべく公的な物的な証拠によって立証します。
「信用」を証明する。
1、話を聞くに値する人物かどうか?
いわゆる、第1印象です。
2、話を信じるに値する人物かどうか?
人物の背景評価。属性評価。
万一の時に、返せる人なのか?
3、信じるに値する話かどうか?
不動産は価値ある物なのか。
賃料収入でゆとりある返済が可能か?収益性評価。
万一の時には、処分したら元は取れるか?担保評価。
もう一度まとめます。
・まずは家賃収入で返済可能か?
→あなたの話「事業計画」
・ダメならあなた自身で返済できる人か?
→あなたの資産背景「属性評価」
・それもダメになったら返済できる金額で売れるか?
→物件の「担保価値」
これらを公的な書面を持って立証していきます。
じゃ、どんな書面で立証するのか?
僕はいつも「融資セット」一式を持ち歩いていました。
これをサッと出すと、
初対面の担当者は大体が驚いてくれます。
良い意味でです。
なので、第1印象はクリアして、
僕の話を聞いてくれる状態になってくれるんです。
それでは、次回お楽しみに!
◆今日の公式◆
何億の融資の基準もまずはココから
「あなたならその人にお金を貸しますか?」
暑くてもスーツにネクタイでクールに話す!