前回は、僕が実際に経験した
「借り換え」の前篇でした。
僕の要望を、まとめるとこうです。
1、法人融資
2、金利を今より安くして欲しい
3、あと、2,000万円くらい追加で借りたい
4、でも、今の月額返済額と同等以下にして欲しい
前回までにお話した、
銀行に求める事3つありましたよね?
+新設法人融資の4項目です。
<銀行への3つの要望>
1、「多くのお金」を借りる事。
2、「長い期間」で借りる事。
3、「低い利率」で借りる事。
出来るだけたくさんのお金を、
出来るだけ長い期間、
出来るだけ低い金利で借り入れること。
今までは、これに、僕は、既に、失敗していたんです。
なので、今回は、別な銀行に再度お願いに上がったわけです。
どさくさに紛れて、法人も追加して。
ところが、新銀行のその担当者の方も、
4.5%の利息は下げての融資自体は自信があるが、
条件面まで全て揃うかどうかは厳しいとの事でした。
利息は、さすがに2%台だろうし、
2,000万も追加するのは
どうやってつじつまを合わせようかとかって言ってました。
これに対して、僕の理由は、
これもまさに前回までにお話した通りの理由付けです。
<融資申込額を売価以上に釣り上げる方法>
1、諸経費
2、NP(修繕費用)
3、PP(設備投資費用)
売買だと諸経費(登記費用と不動産取得税)が
700万~800万円くらいまた来るのと、
部屋のリフォームと太陽光で600万くらいは、かかった。
(過去形ですが、、、)
今回は、自分(個人)から自分(法人)なんで、
仲介手数料とかは掛からないんですね。当然に。
あと、4.5%の銀行に対しての短期解約の
違約金として200~300万円。
それと、諸々の運営費?!みたいな、、、、、。
本音を言わせてもらうと、
取得税と違約金で1,000万近くと
1,000万円くらいで築古でも超高利回りの
ボロアパートへのアタックをしてみたかったんです。
なので、2,000万くらいは追加で欲しかったんです。
今更、過去に支払った金額を
何とかして、取り戻そうなんて気はサラサラないですよ。
だから、ダメ元の気持ちだったんです。
でも、どういった形であれ、
法人への所有権移転が実現されるなら
まー良しとするかっ!って思っていたんです。
なので、条件面はどうかわからなくても、
融資行けそうだって連絡もらって、
間もなく今借入している銀行に
「一括返済」の旨の連絡をさせていただきました。
しかも、一括返済日は3月。
決算月真っ只中です。
新銀行の担当の方から、
解約防止にくるかもよって聞いていたんですが、
銀行だし、そんなエグイことは無いだろうと思ってました。
信金さんの方は割とあっさりだったんです。
(ま、借りるときに相当すったもんだあったから
僕に対しても相当負い目を感じていたのかな~なんて。)
4.5%の方の銀行が凄まじいものがありました。
(申し訳なかったな~って思っています。)
「一括返済」のご連絡をした直後に、
支店長様から直々に電話があり、
明日でも今からでも伺うので一回だけ話させて欲しいとの事。
今からって。。。。
しょうがないので、翌日、
喫茶店でお会いさせていただいたんです。
たまたま、この時期に移動になって
赴任してきたばかりだったと言う支店長と
統括の部長さんみたいな方がお二人でお見えになられました。
もうね、話どころじゃなかったです。
挨拶の名刺出したその瞬間に
土下座でもするんじゃないかと思われるばかりの
謝罪というか、お願いということで深々と頭を下げられて、
「勘弁してほしい」
「何とか、5年は借りといて欲しい」
「何とか、今年は借りといて欲しい」
「もっと良い条件を提案させて欲しい」
「せめてせめて今月やめるのだけは待って来月にしてくれないか」
新宿駅の喫茶店なんで
周りにはたくさんの人もいたので、
みんなギョッて目でこの光景を見ていました。
3時間くらいはいました。。。
翌日、提案書を作ったので送るって一報が入りました。
「利息を下げせていただいた」
いくらくらいですか?
「0.9%です」
・・・・・・0.9%
・・・・・・0.9%
・・・・・・0.9%
だから、スーパー必殺技なんです。
これで、やっぱ一括返済(借り換え)せずに、
こっちの0.9%に寝返っても良いんですよ・・・・・。
元々が他社に寝返るって話ですから・・・・・・。
でね、新銀行の担当者さんに
成り行きをお話させていただきました。
さすがにやり手の担当者さんなんで、
僕にもプレッシャー掛けてきたんですが、
「いっときの0.9%に心を動かされる事は無いと思いますが、
そんな簡単にコロコロ変えられるんなら、
初めの4.5%はいったい何だったんだろうか、
全くお客様をだましているとしか思えない様な利息付けじゃないか、
そんなんならまたすぐに理由付けて上がることも考えられるし、
変動なんだから上がっていくでしょう」
と仰られました。
最後に、「3月じゃないと駄目です」 って。
一方は、3月じゃないと借りれないし、
一方は、3月だけは勘弁してくれ!
一方は、決算でマイナス出したくないだけだろうって言うし、
一方は、決算に数字を入れたいだけなんだから同じだろって言うし。
お互いがお互いとも気持ちわかるんだろって言うし。
【3月じゃないと駄目なんです!】
【3月だけは勘弁してくれ!】
これが、スーパー必殺技なんです!
結果
法人融資ができる新銀行で新規借り入れ。
個人から法人へ売却し名義移転。
なので、厳密に言えば「借り換え」ではないんです。
(4.5%から0.9%まで引き下げてきた銀行は
法人融資やってなかったんですよね。)
僕も、心は決めてたんですよ。
でも、あっちにこう言われたとか、
こんな条件提示されたとか、
フラフラしているように見えたんでしょうね。
結果、こうなりました。
新銀行も驚きの融資条件を炸裂させてきました。
2本に分かれてしまったんですが、
(物件も2つなんで良いんですが)
1、利息
10年固定金利1.8%
(借り換え防止に来た人たちを
あれだけたたいて言ってましたから
10年ですが固定にしたんでしょうか。
しかも、住宅ローン並みの1%代。)
2、借入期間
1本が26年間ともう一つが21年間
(1億670万円と1億7,130万円です。)
3、借入総額
2億7,800万円
(既存借入残高が当初より1,200万円減っていて
2億5,800万円程度だったんですが、
丁度、2,000万円増えた形になっていました。)
4、月々の返済額
120万円
(当初は、2億7,000万円に対して140万円。
今回は、2億7,800万円と800万円増えて20万円減。)
もちろん、法人融資。
これで、連帯保証人は、代表者である僕だけ。
奥さんは連帯保証人から抜けました。
役員変更登記さへしちゃえば、相続の問題もクリア。
全ての要望が通りました。
だから、裏ワザ なんです。
だから、スーパー必殺技 なんです。
だから、神 なんです。
ただ、実は、一つだけ、心残りがあるんです。
4.5%を0.9%まで引き下げて何とか食い止めようとした
支店長さんから言われたお言葉なんですが、
「あなたが誰にも相手にされない様なときに
私たちはあなたを見捨てなかったんですよ」
「だから、私たちの事も見捨てないで欲しい」
「たった、半月だけズラしてくれるだけで助かるんです」
って、言われたんですが。。。。
まさに、その通りで、僕がまだ初心者の頃に、
実は、今回の新銀行にもアタックしたことがあったんですが、
門前払い。
税理士の紹介で言って話を聞いてくれて
既に実績があったんで融資やってくれたんです。
ズルいっちゃズルいよね~~
4.5%の銀行の融資案件やってくれた
当時の支店長様には本当に感謝してるんです。
やっと歩けるくらいになった子供連れて
金銭消費貸借契約に行った時なんかも
ズッと遊んでくれてたし。
ありがとうございます!
でもね、僕の友人の税理士ですが、
ちょいちょい出てきますが、
もっと、神技を炸裂させてますから!
しかも、今回僕の案件では申し訳ないことをした
4.5%の某地方銀行が味方に付いたからなんです!!
幼馴染の彼は、元々地主一族の生まれで、
親戚には政治家もいるくらいなんです。
お父上がやり手の税理士で
自宅の広大な土地に新築マンションを
ドッカーンとおったてたのが小学6年生頃。
彼は、そこを引き継いで頑張ってるんです。
築年数も25年は経っているでしょうかね~
彼の身に何が起きたのか!?
どんな「神技」が炸裂したのか?!
次回をお楽しみに!