以前にも、少しだけ触れたことがありますが、
お金を借りる際には、必ず、【期限】と【利息】が付きます。
なぜでしょうか?
当たり前だって?
「借りる側」と「貸す側」の双方にメリットデメリットがあります。
借りる側のメリットは、「期限の利益」があります。
期限が定められていることによって債務者が受ける利益。
例えば、借金の返済期限が設定されている場合、
債務者は期限が到来するまでは返済する義務はなく、
また返済を求められることもない。
貸す側のメリットは。「利息の利益」があります。
貸借した金銭などに対して、ある一定利率で支払われる対価。
全額返還するまでの期限を付けて貸し出す代わりに、
貸した金額に以上に約定した率に従い支払いを受ける権利があります。
一方のメリットが他方のデメリットになります。
このことを「融資の相対性理論」と呼びます。
「借りる側」と「貸す側」の相対性理論です。
【期限の利益】は、「借りる側」のメリットであり、「貸す側」のデメリットです。
【利息】は、「貸す側」のメリットであり、「借りる側」のデメリットです。
そこで、僕は、どちらの側にも公平な立場をとるわけではないです。
「借りる側」が、いかに有利になるかを応援する立場です。
すなわち、「貸す側」のメリットを出来るだけ減らして、デメリットを増やし、
「借りる側」のメリットを出来るだけ増やして、デメリットを出来るだけ減らします。
まずは、今日は【利息】です。
不動産購入資金として金融機関からお金を借り入れますが、
そのとき、利息が付いてきます。
お金を貸してもらえるのかどうかも分からないと言った
初心者の方や属性が低めな方は、
貸してくれるんなら付属みたいについてくる利息なんていくらでも良いよ
って思っている方も多いと思います。
実際、僕もそうでしたから、気持ちはわかります。
でもね、お金を借りる上で、最もキモとなるのがこの利息なんですよね。
よく考えればわかるんだと思いますが、
この利息を取れるからこそ貸す側にもメリットがあるわけです。
でも、借りる側としては、借りた金額以上に支払わなくてはいけなくなるので、
少しでも支払いを少なく少なく設定したいところです。
ただ、折角、貸してくれそうな銀行の反応に対して、
ハナから、利息を安くしろ!なんて交渉やりづらい・・・。
わかります。その気持ち。
僕の場合、初めての融資引くまでどれ程かかったことか。
そんな中で、貸してくれそうな銀行様にハナから金利交渉なんてできません。
その通りです。
ハナから交渉しなきゃ良いんです。
そう。
最後の最後に、ちょっと言ってみるんです。
銀行に対しての交渉ごとは何があるのでしょうか?
主に、以下の3点になります。
1、貸してくれる金額をなるべく多くしたい
2、毎月の返済額を減らしたいので貸し出し期限を長くしたい
3、総返済額を減らしたいので利息をできるだけ低くしたい
このうち、最も交渉しやすいというか、
あっさり行ける順番があります。
真逆にすれば良いです。
そうです。
金利を少し下げる交渉が一番通りやすいです。
言うか言わないかだけです。
でも、少しだけですよ。
少しだけ。
少しって、いくらくらいか?
例えば、0.1%とか、0.5%とか。
1%未満の端数の部分程度なら、担当者だって鬼じゃないんです。
最後の最後に、融資OK出ましたが大丈夫ですか?
って聞かれますから、このタイミングでチラッと言ってみて下さい。
「利息がもう少し何とかお願いできれば助かりますっ!
せめて、0.1%の端数だけでも~~!」
って、くらいだけでも。
意外と、「じゃ、ちょっとだけですよ~」とか言って
おまけしてくれちゃいます。。。
ここまで読んでいただいたあなた。
これだけ?
って思われたことと思いますが、これだけです。
やり方はカンタンでしょ?
たかだか、0.1%とか0.5%程度で、どれ程の効果があるのか?
以前にも、お話ししましたが、これが金利の威力です。
例えば、1億円の借入で、金利「3%」と「3.5%」を比べます。
住宅ローンで有名なフラット35年だと
トータルの返済額で1,200万円も違います。
端数の0.5%を切り捨ててもらうだけで
生涯の支払いが1,200万円も減ります。
最後に、チョロッと言うか言わないかだけで
生涯の支払いが1,200万円も多く払う羽目になるんです。
(計算結果は下記参照)
また、これも以前どこかでお話したことあると思いますが、
不動産取引にかかわる業者さんて沢山いると思います。
例えば、
不動産の売主と買主をあっ旋させる不動産仲介業者。
いわゆる不動産屋さんですね。
または、建物を建築する建築業者さん。
その建物を建てる前に設計する設計士さん。
建物を建てても大丈夫かどうか土地の測量士さん。
土地開発から建物建築して売却まで、
それらを一括で引き受ける様なデベロッパーさん。
町の工務店さん。
水道管や電気配線等の設備屋さん。
契約関係に絡んでくる、
司法書士さんや土地家屋調査士さんや
不動産鑑定士さんや弁護士さん、あるいは税理士さん。
みなさんそれぞれに大変な作業をこなしていると思います。
不動産取引にはこの様に複数の業者さんが介入してきますが、
一体、誰が一番儲かるのでしょうか?
答え、銀行。
利息を付けてお金を貸すだけの銀行が最も儲けてるんですよ!
デベロッパーよりも儲かりますから。
例えば、上記の1億円借りた場合の
利息の例を具体的に計算するとこうなります。
1億円・35年・元利均等返済
利率3% →トータルの総返済額は、1億6,163万7,000円
利率4% →トータルの総返済額は、1億8,596万5,080円
わかりますか?
1億円貸して、8,600万円儲けてるんですよ!
約、倍返しですよ!いつか流行った「倍返し」。
利息が3%から4%に1%だけ上がると、
2,400万円も儲けちゃうんですよ!
これが利息の威力なんです!!
しかも、銀行って、上記不動産取引に関係する
どの業者さんよりも労働時間短いです。
というか、ほぼ労働時間ゼロなんじゃないかと、、、
契約書作成して説明して印鑑もらって
ザッと、小一時間で8,600万円のぼろ儲け確定。
実に、「時給8,600万円」となります。
これが利息の威力なんです!
デベロッパーが利益を上乗せしまくって、
設計士が偽装して建てた物件であろうが
それを土台として=元本として、利息を付けて
お金を貸し出してきます。
これが利息の威力です!
後で偽装がバレて、売主が責められようが
買主が泣こうが銀行は一向に関係ないです。
これが利息の威力です!
これほどの威力のある利息であるならば、
少し下がっただけでもトータルすると物凄く大きくなるんです。
だからこそ、ちょっとでも減らしときたいじゃないですか。
しかも、最も交渉しやすいんです。
最後にチョロッと言うだけ。
1億円の35年で、
3%と3.5%では1,200万円違います。
1,200万円あればあなたは何を買いますか?
高級外車が買えちゃいます。
家も建ってしまうかも知れません。
売主に1,200万円値引きしろって言えますか?!
0.25%だけしか下がらなかったとしても
600万円の違いが出ます。
国産高級車買えそうです。
中古の戸建てやマンション1部屋くらい買えるかも知れません。
売主に600万円値引きしろって言えますか?!
0.125%だけでも300万円程度の違いが出ます。
更に、半分の0.0625%だって、150万円の違いが出ます。
最後にチョロッと言うだけです。
ダメ元で言ってみて、0.1%だけでも下がれば◎ですね。
◆今日の公式◆
利息交渉を必ずやる事!
方法は、最後にチョロッと言ってみるだけ。
でもね、
やっぱり言えなかった、、、、、
やっぱり下がらなかった、、、、、
やっぱりもっとバッコシ下げたいんだよね!!!
こんなあなたにおすすめのスーパー必殺技があります。
スーパー必殺技です。
いいですか?
「必殺技」に、更に「スーパー」がついちゃうんです!
サイヤ人でも凄いのに、
もっと凄いスーパーサイヤ人になってしまった様なものです。
当然、次回に続いちゃいますね~~~
それでは、次回をお楽しみに!