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儲かる物件を見極める編(全16回)

【宝の地図】超簡単!「土地の値段」鑑定術公開!!

投稿日:2015年5月22日 更新日:

前回の続きです。

 

 

 

【売買価格<積算評価】

     ◆不動産投資の公式 ~積算評価~◆

 

 

 

 

 

【積算評価=土地の値段+建物の値段】

 

銀行評価である積算評価を求めるには

土地と建物の公的な値段を出す必要があります。

 

 

 

では、公的な土地の価格とは何か?

 

 

 

簡単です。

 

 

今日のテーマ、

公的な土地の価格は、

【路線価】

というものを使います。

 

 

簡単に言うと、

土地所有者から税金を取るために作られた価格です。

税務署の元である国税庁が、毎年1月に、

この土地はいくらであると価格を決めちゃいます。

 

これを下に税金をとったりするのですが、

一般売買の根付の基準としても使われたりします。

 

 

土地の税金には「相続税」と「固定資産税」の2種類あって、

銀行の評価として使われる【路線価】の単位は

「相続税」を算出するときに使う【路線価】を基準とします。

 

「相続税路線価」とは、

相続税や贈与税の計算根拠となる路線価。

「固定資産税路線価」とは、

固定資産税や都市計画税、

不動産取得税、登録免許税の計算根拠となる【路線価】。

 

 

銀行が融資する際に評価の基準として使うのは、【相続税路線価】の方。

 

 

「路線価」とは、毎年1月に、

国税庁が発表する1㎡あたりの土地の評価額のこと。

 

 

「発表された路線価額×土地の㎡数=公的な土地の値段」

と言うことになります。

 

 

 

では、土地の【路線価】はどうやって調べるのか?

不動産販売の図面を見て、

その図面に書かれている不動産の土地の【路線価】は

何を見れば書いてあるのか?

 

 

 

【路線価】の調べ方は簡単です。

 

「国税庁のホームページ」で調べられます。

 

もしくは、「全国時価マップ」という

財団法人資産評価システム研究センターが

公開しているものでも調べられます。

 

【路線価】と検索すると国税庁の「路線価図」が

最初に表示されると思います。

「全国時価マップ」は少し下の方に表示されていると思います。

 

2015y06m12d_125650864

 

 

 

 

どちらかと言うと、「全国時価マップ」の方が

見安いのでこちらを使っています。

 

理由は、国税庁は地番表示で

時価マップは住居表示だから。

不動産の住所については次回お話します。

 

 

 

では、試しに、「全国時価マップ」で検索してみます。

 

最初の画面の右下の「→次へ」をクリック

 

2015y06m12d_131540781

 

 

 

ご利用にあたって画面右下の方の「その他」にチェックして「同意する」

これで日本の地図が出てきますので住所で調べることができます。

2015y06m12d_131647688

 

 

例えば、僕の所有する「第三清水ビル」を見てみます。

 

住所が、「神奈川県相模原市中央区千代田1―7-10」です。

 

 

調べてみましょう。

 

 

住所で一気に検索しちゃっても構いませんが、

ここでは、一つづつ絞り込んでいきます。

まず、「神奈川県」で絞り込みます。

「一覧から探す」でも「地図から探す」でもどちらでもOKです。

2015y06m12d_132001671

 

 

 

 

神奈川県全土の地図に絞り込まれました。

更に、「相模原市中央区」を絞り込みます。

2015y06m12d_135442243

 

 

 

 

神奈川県相模原市中央区まで絞られるとこの画面になります。

次に、町名「千代田」まで絞り込みます。

2015y06m12d_135510585

 

 

 

 

次に、「1丁目」をクリック。

 

 

2015y06m12d_135553654

 

 

 

 

次に、番地の「7」をクリック。

2015y06m12d_135613354

 

 

 

 

その地図の上の部分に3種類のメニューバーがあるのわかりますか。

「固定資産税路線価等」・「相続税路線価等」・「地価公示・地価調査」

の3つの項目のうち「相続税路線価等」の部分をチェックしてください。

 

それと最新年度かどうかもチェックして下さい。

(この時は、平成26年度が最新でした。)

2015y06m12d_132208676

 

 

 

 

これが、神奈川県相模原市中央区千代田1丁目付近の

平成26年度版の【相続税路線価】の地図です。

ちょっと、縮尺が小さいのでもう少し倍率を大きくして

不動産(千代田1-7-1)を特定したいと思います。

2015y06m12d_132243252

 

 

 

 

縮尺を1/1500にして、不動産が特定できました。

千代田1-7-1です。

1丁目7番地の全体の左上の角の不動産になります。(1丁目7番1号)

2015y06m12d_132321687

その目の前の道路に矢印が引かれていて、

その矢印部分に数字とアルファベットが書かれていると思います。

 

「145D]

 

この数字が【路線価】です。

青い矢印が引かれた道路に面した不動産の1㎡あたりの【路線価】です。

千円単位での表示となります。

 

1-7-1の不動産の【路線価】は1㎡当たり145千円となります。

14万5,000円です。

 

この土地の面積が352.33㎡あります。

 

14万5,000円☓352.33㎡=5,108万7,850円

 

この金額がこの土地の路線価になります。

 

 

 

これは、あくまでも税務上の基準であって、

実際の現実の取引とは全く違います。

 

また、いびつな土地だったり、

2方向以上路線があったりした場合、

きちんとした評価額を算出するには補正計算なるものがあります。

でも、ここまできちんとした計算を使う必要はないです。

あくまでも、銀行のおおよその目安を知るだけですので。

 

2つの道路に接している土地の路線価計算は、

奥行補正をして、高額となる方の路線価を有効として、

更に、価格の低い方の路線価も補正計算し直して

2つの路線価を合算して計算します。

でも、取り敢えずの目安を出すだけで良いので、

高い方の価格の路線価を目安として計算してみて下さい。

そこまで正確に複雑に計算しなくても大丈夫ですので。

 

 

 

ちなみに、アルファベットは何か?

「145D」のDとは?

 

ということですが、あまり関係がないので参考程度ですが、

借地権の割合を示しています。

 

アルファベットは全部でA~Gまであり

借地権の割合がAが90%~Gが30%まで10%刻みで分かれています。

 

Dの場合は、60%になります。

 

14万5,000円の60%は、87,000円になります。

この金額が、税務上の借地権の評価額という意味です。

 

 

ただ、借地権の割合を使うことはほぼ無いので

アルファベットは飛ばして考えるようにしてください。

 

 

 

これで土地の評価の値段が出るのです。

 

簡単ですよね。

 

 

 

 

◆今日の公式◆

【土地の評価=土地の面積☓相続税路線価】

 

 

 

 

 

では、建物の評価とは?

-儲かる物件を見極める編(全16回)

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