前回の続きです。
【満室家賃-借入返済の額>満室家賃☓40%】
◆不動産投資の公式 ~収益性評価~◆
満室想定家賃の4割よりも、
銀行から借入れた金額の毎月の返済額が
少なくなるような物件かどうかを販売図面で判断する。
僕は、今でもこれで判断しています。
では、借入返済の額ってどうやって計算するのか?
【金融電卓】
金利計算のできる電卓のことを言います。
これさえあれば、誰でも簡単に計算できちゃいます。
不動産投資をする際の、唯一の必須アイテムです!
これをいつも持ち歩くカバンの中に入れておきます。
どこででもサクッと判断できるように毎日持ち歩いています。
電卓に入れるべき必要な情報が3つあります。
「借入金額」
「借入金利」
「借入期間」
「借入金額」は、売買金額になります。
オーバーローンが組めそうならば、
売買時に掛かる諸経費も含めて計算すると良いです。
オーバーローンとは、不動産購入時の融資において、
売買金額以上に借り入れることで、
一般的に、諸経費分まで含めて借り入れること。
諸経費とは、不動産の売買時において、
売買代金とは別にかかる費用のこと。
不動産業者さんへの仲介手数料や
不動産登記の税金及び司法書士への手数料など。
「借入金利」は、スルガ銀行の4.5%のように
既に決まっている金利でない場合は、
仮に、【3%】として計算する。
理由は、前回話している通り。
「借入期間」は、前回話した通り。
法定耐用年数の残存期間が基準です。
【法定耐用年数-築年数=残存耐用年数=借入期間】
法定耐用年数は、
木造・軽鉄・・・・・・20~22年
鉄骨(S造)・・・・・・34年
鉄筋(RC造)・・・・47年
なので、
わざわざ販売図面なんてなくてもOKなんです。
建物の構造と築年数さえわかれば
融資を受けた場合の月々の借入返済額が計算できます。
①売買金額
②建物の構造(木造かRCか)
③建物の築年数
【金融電卓】に
①借入金額
②借入金利3%
③借入期間
の3つを入れるだけで、
金利を上乗せしたトータル返済金額と毎月の返済金額が出ます。
これを満室家賃で差し引いた残りがあなたの取り分です。
この金額が家賃の4割以内であればGO!です。
◆今日の公式◆
「金融電卓だけは買う。
しかも、今すぐ。」
では、【金融電卓】の使い方
これが僕の電卓です。
もうかなりボロボロですね。
もちろん、通常の電卓として使えますから。当たり前ですが。
試しに、築27年の
1億2,000万円の
RC造の
1棟マンションを購入しようとしましょう。