金持ちは【投資】する
貧乏人は【消費】する
投資とは【資産】を持つこと
消費とは【負債】を持つこと
資産とは持っているだけでお金が入ってくる物
負債とは持っているだけでお金が出ていく物
持っているだけで自分は何らしなくても
お金が自動的に入ってくる物とは、
物理的な物質としての物でもありますし、
自分または誰かが作ったシステムでもあります。
例えば、
銀行の利息
本や音楽などの印税収入
株式の配当
賃貸用不動産の家賃
自分が離脱しても崩れない様な会社運営またはシステム
これらは、いずれも持っているだけで
お金が自動的に入ってきます。
これに対して、【負債】とは、
持っているだけでお金が出て行く物です。
持っているだけで自分は何らしなくても
お金が自動的に勝手に出て行ってしまうのです。
例えば、
自動車ローン
その自動車を持っているだけで毎月お金が出て行きます。
住宅ローン
家を持っているだけで毎月お金が出て行きます。
カード分割で購入した物
その物を持っているだけで毎月お金が出て行きます。
赤字会社または運営システム
その会社またはシステムを持っているだけで出費が収入を上回ります。
【負債】の考え方としては、
物を持つ（＝買う）時にローンにした場合【負債】になります。
持っているだけでお金が出て行きます。
しかも利息を上乗せされてお金が出て行きます。
これらは、自分では何もしていないのに勝手に
自動的にお金が出て行ってしまう物です。
借金をしてまでも買う物について
【負債】かどうかの概念が付きまといます。
ここで、その昔、物議をかもし出した
金持ち父さんの話が出てきます。
【持ち家は資産か？】
夢のマイホームは資産ですか？
そんなの当然でしょ！ってことなんですが、
この考え方からすると、違うんです。
持ち家は【負債】なんです。
立派に社会人になって家族を作って頑張った結果
やっと建てる事ができた夢のマイホーム。
それこそ、一昔前まではほとんどの日本人が家を建てるために
頑張って働いてきたといっても過言ではないと思います。
自分の家を持って初めて独立した社会人だ、
とのイメージがあるのではないでしょうか。
その苦労の結晶でもある夢を【負債】と呼ばれてしまいます。
なぜか？
ただ持っているだけでお金が出て行く物だからです。
住宅ローンを組んで自宅を購入した場合、
銀行の利息が上乗せされた毎月の返済が続きます。
自分が何もしなくても勝手に自動的に毎月お金が出て行くのです。
ちなみに、利息１％だと３５年間で５０００万円で買った家が
総支払額で６０００万円近くになります。
利息２％だと７０００万近くになります。
利息３％だと８０００万円を若干超えてきます。
利息１％毎に約１０００万円も
上乗せされた支払が発生するのです。
自分は何もしてないのに
勝手に自動的に１０００万円も取られるのです。
利息３％で３０００万円も
銀行にお金を取られるのです。
銀行は何もしなくても勝手に自動的に
あなたから３０００万円のお金を貰えるのです。
更に、支払いが滞ったりすると、
ローンの担保として取られている持ち家が
強制的に処分されることもあります。
これはしょうがないよねって考えもありますが、
よ～く考えてみてください。
銀行は、あなたがローン残金の全てを銀行に払い終わらないと
担保に取っているあなたの持ち家を他人に売却できる
権利を得てしまっているのです。
例えば、極端な例ですが、
３５年間払いのローンを組んだ場合、
３４年間払い続けて、あとわずかという場面で、
リストラにあってしまい、無職になりました。
住宅ローンの支払いが滞ってしまったとき、
銀行はあなたの自宅を強制的に売却して
残りわずかの残金を取得する事ができる権利を
有しているのです。
例えば、５０００万円の自宅を
４９００万円まで支払ったのであれば、
自宅の所有権も９０％以上はあると
いう法律だったら良いのですが、
今の法律は、所有権は残りの借金の大小に
かかわらず一つなんです。
担保の権利を持つという意味合いは、
あと１００万円しか残債がないにもかかわらず
担保を実行して強制的に売却しちゃう権利があるのです。
売却しちゃったら自宅の借金の９９％払っていたとしても、
自宅１００％丸々全て買主に取られてしまいます。
借金ほとんど払ってももうその家には住めないんです。
冷静に考えて欲しいのですが、
この担保が持つ権利って凄すぎませんか？！
あと１円だけでも借金が滞っていれば
全部を処分する権利を持ててしまうんです。
ま、実際は、残金もここまできて滞ってしまったから
即担保権を実行するかといったらそんなことはなく
相談して折り合いを付けていくものだと思いますよ。
でも、権利としてはこのくらい強いんです。
物を処分できる権利としては抵当権等の担保権の方が
所有権よりも強いんです。
銀行にとって一番良いのは、
残債ギリギリまで返済して来て、
残りあとちょっとのところで滞るのが
最もベストな状態なんです。
銀行の儲け分である利息も払ってきて、
最後に物件を丸々処分出来ちゃいますから。
まとめますと、【あなた】にとって、
「夢のマイホームを持つ」とは、
あなたの行動としては契約書を書く
という３０分～１時間というほんの一瞬の行動で、
①毎月３５年間お金が勝手に自動的に出て行く
②元の金額よりも数千万円も多く勝手に自動的に取られる
③１円でも滞れば全てを取られる
ので、これを【負債】と呼びます。
更に、逆のまとめで、【銀行】にとって、
３０分～１時間の本の一瞬の労働時間で、
①毎月３５年間お金が勝手に自動的に入ってくる
②数千万円も勝手に自動的に入ってくる
③１円でも滞れば全てを貰える
何もしないでお金が勝手に入る自動システムです。
しかも、法律で定めてあります。
不動産ビジネスに係わる業者ってたくさんいると思います。
設計士、建築業者、測量技師、大
工さん、営業マン、司法書士、弁護士、、、。
最も儲ける人って誰でしょう。
ぼったくりの不動産屋さんの営業マン？
偽造して建物を建てる人？
そんなのたかが知れています。
一番儲けてるのは、
買う際にお金を貸す役目の【銀行】なんです。
ぼったくられようが、違法物件だろうが、
お金を貸したら利息を付けて
返してもらえる権利があります。
なので、持ち家は【負債】でしかないのです。
ま、あくまでもビジネスって観点で見た場合の話です。
ここまで、物の【資産】と【負債】の考え方の
話しをしてきましたが、
実は、この両方の側面を持つ物もあります。
持っている【物】によっては
お金が出て行くと同時に
入ってくる側面のある物もあります。
