前回の続きです。
自分が始めた事業をシステム化ことによって、
その事業が【資産】になるので、
自分がいなくなったとしても、
それを持っている人に対して勝手に収入をもたらしてくれるのです。
ただし、ここで注意点があります！！
システム化しちゃうとかって軽い言い方ですが、
ビジネス自体は自分がやっている状態の同等
またはそれ以上の価値を提供する物でなくてはなりません！！
自分がいなくなった途端、
味が落ちたラーメン屋さん。な感じでは
誰もお客さんが来ません。
自分が作らなくても同等の味が出せる。
また、魂のこもった命のスープが作れるようにしなくては
離脱する事なんてとてもできません。
じゃ、どうするのか？
魂が宿るまで教えるのです。
簡単なことではないんです。
今日や明日にできる事ではないんです。
魂が宿るまで、魂を込めて教えてあげるんです。
魂を込めて【マニュアル】を作るんです。
ラーメン屋さんの社長自身が歩んだ道。
最初はただのラーメン好きだったけど、
追及していって、極めるために
いろんなお店回ったり
色んな人や先生に教わったり、
本を見たり、
別の料理を勉強したり、
仕入れ業者まわったり、
盛り付けにふさわしい食器を探したり、
１０年間修業したり、、、
いろいろと。
自分は、ここまで来るのに１０年かかった。
でもね、たくさん回り道もした。
不要なこともしたし、ムダ金も使った。
これを最初から知っていればもっと早くレベルＵＰしてた。
なんてことが多々あると思います。
じゃ、合理的に考えて最速で今の自分と同等になる方法を考える。
時間も入れて考えてみる。
１０年かけた道のりを、
５年でできるのか、
３年でできるのか、
１年でできるのか。
また、口で説明する必要が無いようなものは
メモ書きにしていつでも見れるようにしておけば
もっと、期間が短縮できるのかも知れません。
じゃ、【魂】がこもるとは？！
ほとんどが精神的な部分だと思うんです。
これに関しては店長候補に直接話して
腹の底に落としてやるしか方法は無いです。
それが早いと思います。
【魂】には【マニュアル】は無いんです！
社長が離脱する上で、最も重要な部分はここです。
【魂】を伝える。
今まで社長が経験してきたことや、
そうしてできた考えや想いや哲学的なものは
マニュアル化できません。
次の自分の道を引き継ぐべき者に対して
説いていくしかないのです。
もしかしたら、教育者と資質も問われるのかも知れません。
伝えるための勉強も必要になるかも知れません。
また、離脱した後も、たまに一か月に１回や２回くらい顔出して
魂を入れ直してあげることも必要かもしれません。
ここは、離脱前の最後の踏ん張りどころです。
実際、大変かもしれません。
ただ、精神面以外の
ほとんどの部分で【マニュアル化】できちゃうのも事実です。
命のスープも同じ味を出すことはレシピによって可能です。
仕入れやレジ打ちに至ってはアルバイトでもできます。
手打ち麺だって練習用に１０００食分作らせて捨てる分も
計画のうちに含めておけば良いと思います。
魂を込めて教えて、魂の宿った店長が誕生して
初めて自分は離脱できます。
もしかしたら、その店長は自分以上に魂が入った
美味しいラーメンを出すようになるかもしれません。
または、自分が作った２号店を誰かに任せて
次のステップに移る段階で、
１号店の店長が良いと思うかもしれません。
その場合は、１号店の店長が
他の誰かを店長にしていかなくてはいけないのですが、
魂の入った教えを受けた店長は、次の店長候補に
更に魂を込めて教えていくことでしょう。
そして、この１号店の店長候補は、
３号店、４号店、５号店の出店の際に
各店長候補に魂の入った教育をしていきます。
ここまでくれば、もうこのラーメン店の拡大についても
自分の出る幕はなくなったのです。
自分がいなくても、この魂の教えが一人でに歩いていき
勝手に広がって拡大していくのです。
【魂の入った資産】が勝手に拡大していくのです。
なんて、イメージを持ちながら
最初の１号店を出店してみてください。
こんな流れがイメージできましたでしょうか？
ポイントは、自分の【魂を引き継ぐマニュアル】です。
でも、
・「魂」部分は接触して教育してあげる。
・「魂以外の部分」は文字にしてマニュアル化しとく。
この２つを【魂のマニュアル】と呼びます。
この様に２つに分けて考える事によって
整理できると思います。
誰でも、マニュアル化、システム化できそうな気がしませんか？
先の例で、例えば、
工事会社なら作業のマニュアル化と魂の教育。
機材の使い方やノウハウは文字にして、
作り手としての芸術家の職人魂は直接説く。
飲食店なら料理のレシピ化と魂の教育。
命のスープのレシピや包丁の使い方や
技術を磨くためだけの練習用食材の経費まで文字にして、
炎の料理人としての職人魂は直接説く。
営業会社ならトークスクリプトと魂の教育。
販売する商材の売り方や使い方は文字にして
営業マンとして自分も含めた商品としての魂は直接説く。
更に、全ての例において、
【部下を離脱させるためのマニュアル】も用意しておきます。
自分の部下に対しての教え方もマニュアル化して
文字に起こしておくのです。
自分の部下や新人さんへの接し方も
お客様への接客マニュアルと同じです。
基本部分は文字に出来るはずです。
魂部分についてだけは説くのです。
これで、自動化できます。
たまに、魂部分を注入しに顔出せば良いのです。
魂ある言葉を持って会うのですから、
自分もその時ばかりは大変ですが、
一か月に一回か三か月に一回かの話ですから。
これが、自分で【資産】を作るというイメージです。
自分で【資産】を作る。
自分で【システム】を作る。
自分で【不労所得】を作る。
自分で【ドラゴンボール】を作る。
今回は、ドラゴンボールの作り方のレシピでした。
