前回の続きです。
物件現地確認の目安となるチェックポイントを
ネガティブポイントとポジティブポイントに分けて
ズラ~っと示しました。
最初のうちは、これを基準にしてバシバシ写真を撮ってください。
慣れてきたら、自分の感覚で写真撮ってください。
少しチェック項目が多いように感じられると思いますが、
あくまでも、慣れるまでの基準ですので。
一応、各項目毎に補足説明しておきます。
初心者の方でもわかる様に。
≪ネガティブポイント≫
☑敷地について
☐敷地境界確認(杭の確認)
以下の様に、土地の四方に杭を打って境界線をしまします。
この境界線を示すべき「杭」が
打ってあるかどうかを見てきてください。
田舎の地域や区画整理した地域などは
境界線が確定していなくて
隣地とトラブルになるケースも多々見られますので、
この「杭」が無ければ、
購入前には必ず境界線が確定しているかどうかについて
売主サイドに聞いて下さい。
この「杭」が無ければ、「杭打ち」は
売主サイドにお願いしてから登記するようにしましょう。
(仲介の不動産屋さんに確認してみましょう)
※杭の種類等については、細か過ぎるのでここでは触れません。
☐敷地越境の有無
これも、境界線についてですが、
字の通り、隣の土地に越境して
建物や工作物がはみ出していないかどうかの確認です。
特に、植物(松や杉等の枝、ツタ)の越境での問題が多い様です。
見た目ではよくわからないのですが、
根っこが隣の土地に伸びちゃってる場合なんかもよくあります。
ちなみに、基本は、越境した場合、
処分する権利は、越境された側の人にあります。
植物の枝葉や根っこが隣の土地に入ってしまったら、
隣の人に伐採されても文句は言えません。
根っこを切られて枯れちゃったとしてもです。
☐境界フェンス
これも、境界線の確認の意味です。
基本的には、隣同士半分づつ所有する意味合いです。
なので、フェンスを解体したり修理する費用も
お隣さんと折半というのが基本です。
☐盛り土の場合の、擁壁の崩れ等
盛土(もりど、もりつち)とは、
低い地盤や斜面に土砂を盛り上げて高くし、
平坦な地表を作る、または周囲より高くして、
擁壁というコンクリートの壁で周りを固て作る。
☐地面の確認(土かコンクリートか補修箇所の有無等)
☐雑草の手入れ
☐駐車場の有無(区画線の有無・部屋数分以上の確保)
↑ 上記だけ見ると、部屋数分の駐車場無さそうですね?
↓ あ、角度を変えると部屋数分の駐車台数有りますね!
本当に都心か駅近でもない限り、ほとんど車社会です。
駐車場の確保は必須です。
どうしても敷地にスペースが足りなければ
隣地に駐車場が確保できるかどうか調べて下さい。
田舎の地域であればある程、2台所有なんてこともあります。
いくら駅近物件であっても、近隣周辺の駐車場の状況は
絶対に調べておきましょう。
☐接道状況(表通り沿いか路地裏か)
こういう場所だと、車が入れません。
駐車場の確保とそこまで徒歩でどれくらいかかるか。
また、再建築不可物件と思われますので、
この敷地内だけで建て替える事は不可能ですし、
銀行融資が厳しいです。
というか、融資不可です。
※違法建築や融資不可物件は後程まとめておきます。
☐ゴミ置き場(物件専用かどうか、整理状況も)
僕のRC第2号マンションは35世帯+事務所、店舗がありますので
専用の大型ゴミ箱を設置しました。
ネットで大型で扉が閉まるタイプの最安を探して、
設置は、リフォームをやっている業者さんに
「ついでに」ということで頼んでやってもらいました。
地面にコンクリートまで打ってくれてありがとうございます。
値段は、10万円~50万円程度まであります。
ネットタイプの場合は数万円~あります。
ゴミ収集場所が敷地内にある場合は特に注意で、
ゴミがあふれて散乱している様では
せっかく内見に来られたご入居希望のお客様の気分を
損なう結果となります。
ですので、
溢れないくらい大型のタイプのゴミ箱を設置するか、
掃除をまめにゴミ捨て場周辺を特に意識してするか、
内見の日時を確認しておいてご案内が来る直前に綺麗にする
の3ステップです。
ちなみに、住人の方々には一人か二人くらいは
ゴミ出しルールを守れない方が絶対にいます。
この僕のマンションにも、
燃えるゴミやらビンもカンも危険物も全部まとめて捨てて行かれる方が
若干1名おられる様子です。
探し出して一括するってのも手ですが、
たまには、ゴミ箱を綺麗にするつもりで
大家さん自らが掃除しながら仕分けしてあげる気持ちも
大事かなとも思います。
◆今日の公式◆
あなたが、「あ、ここで暮らしてみたいな~」
って思うアパートのお庭をイメージして!
「ちょっとヤだな~」
って思うポイントが敷地のネガティブポイントです。
はじめましたので、どうぞよろしくお願いします。
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